男女の腸は構造上や機能に大きな違いはありませんが、女性は男性に比べて、月経や妊娠によるホルモンバランスの乱れによって蠕動運動が抑制される事や、腹筋力や肛門周辺筋肉の弱さ、食事量など様々な原因により便秘になりやすいとされています。
特に女性は妊娠初期や排卵後に分泌される黄体ホルモンの作用により、排卵に備えて腸管内の水分を体内に溜め込むので水分がなく便が固くなることや、子宮筋の収縮を抑制する働きが腸の筋肉にも影響し蠕動運動が抑制される事等で便が出にくく便秘になりやすいと考えられます。
生理前には便秘になる女性が多いのはこの為で、生理が始まると自然と便秘が解消される傾向にあります。
また妊娠初期から4カ月目までもこの黄体ホルモンの分泌が盛んな為便秘になる人が多く、妊娠初期はつわりの影響で食生活も乱れてさらに便秘になりやすい状態です。
ホルモンバランスが乱れていなくても、女性は男性に比べて食事の量が少ないので便が溜まり難い事や、ダイエットの影響で食物繊維の不足等も影響しています。
もともと女性は男性に比べて、肛門を絞める肛門括約筋が薄く、出産の為に骨盤が広いという身体的特徴があり、肛門括約筋が薄いと便を押し出す力が弱い事や、骨盤が広いので腸が骨盤内に落ち込み腸がたるんで便が通過しづらい状態になっています。
また男性よりも腹筋が弱い為、充分に力む事が出来ない事も便秘になりやすい原因であるとされています。
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